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リチウムイオン電池リサイクル

リサイクルで築く持続可能な社会:東邦亜鉛グループの新たな挑戦

当社は、1980年の乾電池処理から始まり、電池リサイクル事業について40年以上の歴史と技術的知見を蓄積してきました。

2000年代に発売されたスマートフォンにリチウムイオン電池が搭載された頃から基礎研究を始め、2024年10月に事業化に至りました。東邦亜鉛グループは、まずは小型の民生用リチウムイオン電池からリサイクルに取り組み、国内循環および持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

リチウムイオン電池(LIB)リサイクルプロセス

リサイクラーや家電メーカー、小売業者等から出る、使用済みリチウムイオン電池(略称「LIB」)や正極材メーカーで発生する工程端材等を回収し、東邦亜鉛グループにて、熱処理や破砕選別等を行った後、電池の正極材の原料となるブラックマス(略称「BM」)と呼ばれるコバルトやニッケルを含んだ濃縮物を製造し、精錬・正極材メーカーなどに販売しています。このリサイクル由来のBMを原料として製造した正極材を電池メーカーが使用することで、再生LIBとして生まれ変わり、皆さんの身の回りにある家電や車載用から産業用の電源装置まで幅広く使用されます。

リチウムイオン電池(LIB)リサイクルプロセス

リチウムイオン電池(LIB)リサイクルフロー

関東・東北を中心とした東日本地域を中心に、使用済みLIB等を回収し、小名浜製錬所と当社グループの東邦キャリア(株)を拠点として、リチウムイオン電池リサイクル事業を行っております。

リチウムイオン電池(LIB)リサイクルフロー

排出元様へ 3 点のご協力をお願いいたします。

お取引することとなった際には、安全な処理のため、

  1. ①ビニールテープ等の絶縁テープで、電池の端子部分を覆って絶縁処理を行うこと
  2. ②直射日光を避けた屋根のある場所での保管
  3. ③破損や膨張など明らかに変形等したものの除去
の3点をお願いしております。

市民の皆様へ 分別のご協力のお願い

使用済みのリチウムイオン電池を廃棄される場合には、一般ゴミと一緒に捨てないでください。
火災の原因となります。必ず、自治体への相談をお願いいたします。
また、弊社では、ご家庭から出るリチウムイオン電池の直接の回収は承っておりません。
ご了承ください。

リチウムイオン電池リサイクルに関するよくある質問

Q

どんなリチウムイオン電池を回収していますか?

A

現在は、小型の民生用のリチウムイオン電池(電動自転車や電動掃除機、PC用バッテリー等)を幅広く回収しております。
ただし、リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)の回収については行っておりません。ご承知おきください。
電池の外装等に記載のあるスリーアローマークの近くに、”Li-ion32”の表記がある場合には、リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)とされています。
(参考:一般社団法人電池工業会 https://www.baj.or.jp/index.html
リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)の見分け方に関するご質問は、以下お問い合わせフォームよりご連絡ください。

Q

回収対象地域はどこですか?

A

東北・関東地域を中心に、東邦亜鉛グループの東邦キャリア(株)が回収しております。
(産業廃棄物の収集・運搬許可の対象地域は、東邦キャリア(株)のHPよりご確認ください。)

Q

リチウムイオン電池は、産業廃棄物になりますか?買取ですか?

A

東邦亜鉛グループでは、「有価物」の買取と「廃棄物」としての処理も行っております。
ただし、状態が悪いものや電池内のレアメタル含有量が少ない等、弊社の買取基準に満たない場合には、「産業廃棄物」として処理費をいただく場合もございます。
以下お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。

Q

産業廃棄物として依頼した場合の処理費用や、有価物としての引取依頼した場合の買取価格は教えてもらえますか?

A

電池の状態、形状、選別状況や運送コスト等により異なりますので、以下お問い合わせフォームよりご相談ください。

Q

Ni-Cd電池(ニカド電池)やNi-MH電池(ニッケル水素電池)等の、リチウムイオン電池以外の電池は回収していますか?

A

Ni-Cd電池(ニカド電池)については、2021年をもってお取り扱いを終了しております。
東邦亜鉛グループにて現在回収している電池は、リチウムイオン電池と鉛バッテリーの2種類となります。鉛バッテリーの回収事業については、鉛リサイクル事業紹介にてご紹介しております。

Q

リチウムイオン電池が少量ありますので、回収してもらえますか?

A

運送コスト等の関係で、1トン以上の回収を原則としています。ただし、内容によっては対応できる場合もございます。
詳細については、以下のお問い合わせフォームよりご相談ください。

Q

個人でリチウムイオン電池の回収依頼をお願いできますか?

A

基本的には個人のお客様にはご遠慮いただいております。
ご購入先やメーカー、お近くの自治体までお尋ねください。

Q

回収してもらう際に、注意すべきポイントはありますか?

A

お引取りすることとなった際には、お客様には

①絶縁テープ等で絶縁処理を行うこと
②直射日光を避けた屋根のある場所での保管
③破損や膨張など明らかに変形等したものの除去

の3点をお願いしております。

Q

一般社団法人JBRCや電池サプライチェーン協議会(BASC)に加入していますか?

A

一般社団法人JBRCには加入しておりませんが、電池サプライチェーン協議会(BASC)については2022年に入会し、脱炭素社会実現に向け取り組んでおります。
そのほか、一般社団法人いわきバッテリーバレー推進機構(略称:IBV推進機構)に加入しており、バッテリー産業の一員として、リサイクル拠点である小名浜製錬所が立地しているいわき市を支援していきます。

お問い合わせ先

東邦亜鉛グループでは、使用済みLIBや、製造工程で発生する廃LIBを積極的に回収しております。リチウムイオン電池の産業廃棄物としての処理依頼や買取り、ブラックマスのお取引に関するお問い合わせ等ございましたら、以下お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

窓口
金属・リサイクル事業本部 リサイクル営業部
所在地
〒105-0001
東京都港区虎ノ門三丁目18番19号 地図
お問い合わせ

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